みなのコラム
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前回、マスク着用のコラムでしたが、今回はその続き・・・
先日、気温20°でのランニング中に運動部の大学生が熱中症で亡くなるという痛ましいニュースがありました。その方は、後に新型コロナウィルスに感染していたことがわかったそうですが、部活の前の検温でわからなかったため、感染を知らずに激しい運動をしてしまい、熱中症を発症しました。運動中に倒れ、意識がはっきりしない状態であったのに、学校側が救急車を呼ばず、コーチの車で病院に搬送したことも手遅れとなった一因であったとされています。
ただでさえ熱中症のリスクが高い日本の気候でマスク着用の現状。もし、ご自身が熱中症になった場合、あるいは熱中症のような症状の方を目の前にしたときに、救急車を呼ぶべきかどうか、判断に迷うこともあるかと思います。
救急車を呼ぶべき3つのポイント
その1 意識がはっきりしていない
呼びかけに応じない、言動がおかしい等の意識障害があったら迷わず救急車を要請します。また、待っている間に涼しい場所で服を脱がせ、可能であれば全身に水をかけるなど、身体を冷やします。
その2 意識はあるが水分が取れない
意識があり、話すことができても、ぐったりしていて水分が取れない場合も急激に症状が悪化する場合があるので、急いで救急車を呼びましょう。
その3 水分は取ったが症状が改善しない
体内の電解質(イオンバランス)が崩れてしまうと、単に水を飲んだだけでは回復しない場合があります。その時も、救急車を呼び医療機関の判断を仰ぎましょう。
熱中症はあなどることができない緊急性の高い症状です。救急車を呼ぶことをためらわず、万が一に備えましょう。
今月に入って感染者数が急激に増えてきました。体調が少しでも悪いなと思った時には、運動・スポーツは控えることを、みんなで徹底していきましょう。
また、予防接種の当日、翌日の入浴はシャワー程度にして、心臓への負担を少なく過ごしてくださいね。
2022.07.15
受付:須永